◎香りに鼻を向け感度高めて未来を探ろう。大切なものは目に見えない。                 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

ほうの木〜春から初夏に香り立つ〜
よく似た春の白い花。

違いを覚えて香りソムリエになる?!

街路のハクモクレンコブシの花は小さい光沢の葉がきれい泰山木

春を迎えると、目立つ白い花。同じような雰囲気で間違いやすいので、覚えておくと楽しいです。大きさや、花の形、開き方などのポイントを押さえておけば大丈夫。
何れの花もとてもいい香りが漂っています。香りの違いや質などチェックしておくと楽しみが拡がります。

【開花時期比較】
  3月----------------------4月----------------------5月----------------------6月----------------------7月----------------------

(ハクモクレンの開花時期)
          ●●●●●●●●●
(コブシの開花時期)
             ●●●●●●●●●
(タイサンボクの開花時期)
                         ●●●●●●●●●

可憐な響きの木蓮、歌でもお馴染の辛夷の花、泰山木など聴いた事はあるけれど、どんな花かなんとなくうろ覚えなのがこの花達です。
いずれも同じ科だけに一見見間違いやすいのも無理ないのです。


●白木蓮(ハクモクレン) マトリョーシカ人形のような立姿が可愛い
白木蓮(ハクモクレン)あまり大きく開かない花は基本閉じていて落花前に開く。


花の時期には葉が無い
ハクモクレン
木蓮科
学名:Magnolia denudata
開花時期:3月上旬から4月上旬
………………………………………………

枝に小鳥が留まっているようにも見える。
スプーンのような花は開ききらない。

乳白色の花はあまり大きくは開かず、天に向かって垂直に立つ。花の大きさは閉じている状態で約10センチ位。
遊歩道や街路樹で見かける。花弁は中華スプーン(れんげ)のように湾曲している。


●辛夷(コブシ) 大の字に花弁拡げて咲き誇る
コブシは、開く花の時期には葉が無い。花が小さめ。


コブシ
木蓮科
学名:Magnolia kobus
開花時期:3月中旬〜4月中旬頃
………………………………………………

花弁はだらりと大の字開き、黄色雌しべがよく目立つ。
花弁は多いものもある。



純白の花が全開する。ハクモクレンより花は小さい。花弁は平べったく柔らかい印象。薄い黄色の雌しべが露出する。蕾は、茶色くウブ毛様である。


●泰山木(タイサンボク) 特大の花が天に向かって咲く
泰山木(たいさんぼく)花の直径30センチ程花弁の長さ12センチととても大きい。 頭の上で咲いている。 樹高は、3種のなかで最も高い。
光沢のある葉が茂るタイサンボク
学名:Magnolia grandiflora
開花時期:6月上旬〜7月上旬
………………………………………………

緑の光沢のある楕円の大きな葉が目印。
散蓮華(中華さじ)のような巨大な花が上向きに開いている。

直径30センチほどの巨大な花、長い雌しべが特徴。花弁は巨大な中華スプーン(れんげ)状。葉は、表が光沢のある長い楕円形。樹高が高いものが多い(5m程度、高いものは15mもある)。

似た花に、朴(ほお)や大山蓮華がある。共に葉の大きさがとても大きい。


白木蓮と辛夷の花はほぼ同時期に開花。泰山木は梅雨時期に開花。


香る花、風物






【五十音】


アイウエオLinkIcon
カキクケコ
サシスセソ
タチツテト
ナニヌネノ
ハマヤラワ



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●実験的に3ヶ月程行います。(ご意見をお聞かせ下さい)


毎月(随時)公園や街など比較的身近な場所で見つけられそうな植物や風物をアップします。
チェックして香りを楽しんで下さい。


【内容】
・画像と名称
・観察地 発見のポイント
・香りの様子
 など


とべらフジ 
沈丁花




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