◎香りに鼻を向け感度高めて未来を探ろう。大切なものは目に見えない。                 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

●源氏物語の香りに触れる 平等院の藤


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嗅感覚を喜ばせる旅の記録。耳を楽しませる音楽、や味覚、絵画や風景の視覚刺激による幸福感。肌に優しい空気感など五感を喜ばす術を求めて人は旅に出かけます。記憶に深く焼き付く嗅覚の思い出は、脳幹へ普遍的に残り、また人を旅へ誘います。記憶しているようで、していないような曖昧な感触の記録。

京都・宇治万葉の
感香花旅

宇治茶と10円硬貨でもお馴染の平等院へ

国内有数の茶どころ宇治は、源氏物語、宇治拾遺物語などの舞台となった由緒ある地です。琵琶湖から豊かに流れる宇治川は、古くは下流の大阪との交通の要所でもありました。

京阪宇治駅京阪電車宇治駅、もしくはJR宇治駅から徒歩10分ほどで、平等院へ行けます。

平等院の満開の藤

藤の開花は4月下旬〜5月上旬

連休明けには養生のため花房を落とされますので、伺う時は要チェックです。

連休時期に満開が重なるので、結構混雑していますので朝早めか夕方頃がいいようです。感香後は、参道のお茶屋さんや、抹茶スイーツのお店が何軒もあるので、抹茶団子とお茶を求めて、側にある宇治川の中洲「塔の島」へ渡り雄大な川の流れと景色を楽しみながら一服されるのも楽しいです。

平等院の一角に「唐種おがたま」が咲いていた 甘い香りは、いにしえの時代絵巻を思わせます。

京阪電車「宇治駅」、JR「宇治駅」ともに歩いて行ける距離です。参道および周辺は、食事、土産屋さん等で賑わっています。ゆっくり一日かけて宇治を堪能するのもいいのではないでしょうか。

賑わう参道のお茶屋さん

4月下旬〜5月初旬が嗅ぎ頃

宇治川は、鵜飼いの船遊びが楽しめます。


2009年5月4日感香・撮影
平等院:京都府宇治市宇治蓮華116

平等院オフィシャルサイト
平等院「藤」開花状況


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