嗅覚は、限りなく命に直結した感覚器?
視覚だけでは、わからない。
嗅覚は命を守る「要」の感覚器官として機能しています。五感覚器官の中で24時間休まず働き、食事の安全性を最終段階まで見極め続ける重責を担い、危険をいち早く感じとり、視覚や聴覚などでは見極められない身の回りの情報を分析しています。
咽が渇いています。どれを選びますか?
下の写真は、3つのコップにそれぞれ無色透明の液体が入っていますが、飲料として適切かどうか自ら判断出来るでしょうか? 画面をクリックすると拡大出来ます。
コップに種類の異なる無職透明な液体が入っています。
視覚、触覚だけでは選べない?
飲料の安全性は、見るだけでは(指で触れたり、濁りを見たりしても)視覚や触覚だけで、すばやく中味の安全性を知るのは困難です。人は無意識のうちに、食品や環境の安全を嗅覚を全開で24時間チェックしているのです。
嗅覚は命を守る要の感覚器官としてとてもよく機能しています。
中身は、ミネラルウォーター、日本酒、アルコール。
無意識のうちに、香りや匂いを確かめている。
おいしさは、嗅覚無しでは語れない。
食物を摂取する「口」のすぐ上に鼻があるのも必然からでしょう。よく、グルメな人の事を「舌が肥えている」といいますが、味覚を司る舌では、五味と呼ばれている甘味、酸味、苦味、辛味、塩味などの識別が主で、風味、つまり香りを伴ってはじめて「美味しさ」は完成します。
本来ならば、舌が肥えているというよりも、「味覚と嗅覚が融合して鍛練されている」と言った方が適切かも知れません。
いい香りを嗅いで
元気になろう
嗅感覚に磨きをかけて
感度をバージョンアップ
香りのボキャブラリを増やし、嗅覚力を高める
生物が発する香りや匂いには、何らかのメッセージが含まれているようです。植物同士や動物同士、植物と動物といった具合に傍でみると何か香りを用いてコミュニケーションをしているように思えます。
おいしい香りがする花です!
画面を押すと答えのページにジャンプ。
特に、花の香りは多種なコミュニケーションスタイルを持っています。特定の時間帯しか香らないものや、特定の生物にのみ伝わる香り、暗号めいていたり、とても秘密めいています。
花ごとに、部位ごとに異なる香りを発生させ身を守ったり、仲間にメッセージを送ったりしています。人の言語に英語やドイツ語、日本語とあるように植物が発する香りもさまざまな種類が存在します。
上の写真の植物は、人の鼻にも分かりやすい香りを発生させています。しかも、人間がとても好きな食品の香りににています。一度想像して見て下さい。
答え→香りと嗅覚の関係
いい香りを嗅いで
元気をキープ
嗅感覚に磨きをかけると
未来が見える?
感覚のいい人の事を「鼻が利く」っていいますが、識別が出来なくなる嗅覚障害の要因に亜鉛不足があります。
仮説として、体内の亜鉛と金属亜鉛は異なりますが、フェライト磁石の原料も亜鉛などの鉄分で、磁石を体内に備えていると言われているハトの体内、特に頭部から微量な酸化鉄の一種のマグネタイト(磁鉄鉱)が検出されているなど、なんとなく地磁気を感じ取る成分なのかもと思ってしまいます。
いずれにしろ食のバランスが崩れると、さまざまな障害が起こります。特に嗅覚の能力低下は他の感覚器官と異なり直接命に係わりますから、バランスの取れた食生活を維持する事が大切といえるでしょう。
嗅覚を含めた五感覚の能力を磨く事は、生きる上の様々な情報を高精度に収集する為に重要なのです。