◎香りに鼻を向け感度高めて未来を探ろう。大切なものは目に見えない。                 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

香りに包まれる感覚を楽しみに出かけましょう。今までにない幸福感やグッドバイブレーション、身体が少し変化しはじめたらめでたしめでたし。「感香旅行」は香りの環境研究所の命名です。

※各写真をクリックするとスライドショーページへ

みかんの花

和歌山有田…春

幻想的な香りシャワーにクラッ

藤の花

京都宇治…春

香りを頼りに源氏の世界へ

サガリバナ

沖縄南部…夏

幻の香りは夏の夜の夢か

月桃(げっとう)

沖縄八重山…夏

縁起物の香りに生きる力を授かる

ラベンダー

北海道富良野…夏

蜜蜂の羽音を耳に静かな時間の旅

桂の葉

島根大田、兵庫但馬…秋

森に潜む妖精の言葉が聞こえてくる

水仙

兵庫県淡路島黒岩…冬

潮風乙女の呼吸が濃厚に響く

CoffeeFlower

Hawaii Kona…春

谷間に拡がる甘露は珈琲を超えた

  • スローツーリズム「香りを楽しむ旅」は、究極のエンタテイメント
  • 〜日本は、香り天国〜
  • 季節ごと、地域毎にさまざまな香りがある

感香旅行のススメ

いたってジミ。これ以上のエコな旅はないかも

嗅覚で感じとった想い出は、視覚よりも強い。





兵庫県但馬高原植物園 (カツラの葉を嗅ぎに)人間の五感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、最も記憶に残るのが嗅覚の記憶です。これは、嗅覚の機能的な役割が命に直結した感覚器官である事からです。一度体験した香りの情報は、大脳の中枢部へと刷込まれ生涯忘れる事が無いと言われています。


嗅覚刺激は、直接交感神経や副交感神経へ働きかけホルモン分泌を促し人体の生理に働きかけかけます。


モノを見たり聴いたりする見聞録的観光にさらに「感香」を加える事でより一層、深い体験ができ、生理的にも快適な香りを体験する旅は、新しい旅の感動を得る事が出来るでしょう。


香りを楽しめる時期をチェックして出かけましょう。



香りを感じることは、目だけでは得ることのできない、その場の雰囲気と気分が織りなす一種独特な世界を感じることが出来ます。山を越える香りもあれば、夜だけ咲く花。近づけばあっと驚くような香りに感動すること多々ありました。いにしえより巡り来る季節を堪能する「感香旅行」へ出かけてみませんか。

沖縄県西表島(サガリ花を嗅ぎに)

日本には、四季があり香りを放つ植物や風物が世界でも有数の機会に満ちた地域です。しかも適度な湿度もある環境は、この地に住む人々の嗅覚を繊細に育みました。
香りを楽しめる環境と生理機能が世界でも珍しい、香りを楽しんだり(香道の存在や、古来の梅の香を楽しむ風物は唯一無二)、香りで遊べる民族性に溢れています。

日本は、世界でも珍しい
香りに満ちた国です。


日本は類い希な「香り」の宝庫

季節が1/4ずつ均等にある国は珍しいのです。赤道に近い国は、ほとんど夏だったり、北の国は冬が長かったりします。日本は、均等に季節があり、山、海、川、平野とあらゆる地形、地質、各種資源も種類が多く(量はないが)香りを発する生物の宝庫です。平安神宮 右近の橘(春に香りのいい花を咲かせます)

日本の風土は感度豊かな「嗅粘膜」を育んだ

適度な湿度、豊かな季節性、さらに豊かな食材は、人の味覚と同時に風味を感じとる繊細な嗅覚を育みました。

◎感香旅行の特徴

香りを嗅ぐ喜びと命の栄養(生理に働き掛ける)
香りのいい場所は総じて景色が良いので旅の楽しさが倍増する
自然の香りの持つ豊かさを全感覚で受け入れる事で想い出が長持ちする

日本にいるなら、感香しないともったいない

日本は 地理風土的に 四季が均等にあり 湿度も高く まさに 香りを楽しむのに世界でも最もいい条件がそろっています。 そういった環境に順応してか 嗅粘膜もとても敏感にできている。その証拠に 香りの文化はとても奥深く日本人の暮らしに根差しています。


香水を体臭を消すマスキングで使用する欧米に対し 日本は香りで遊ぶ「香道」があります。微妙な薫りの違いを感性を頼りに遊ぶなんて 何処の国にもありません。


季節ごとに風が薫り 香り豊かな食材に恵まれた この国では香りは立派な栄養源です。合成臭が蔓延する時代だからこそ 自然の香りに触れる時間を大切にしたいものです。  
花韮(はなにら)の葉に特有の匂い。公園や生垣など、春開花。
この「感香スポット」は、市販の観光ガイドブックのように、ズバリ「ここへ行きましょう」といった親切なものではないかも知れません。


おおよその季節や分布を記載しているだけです。自ら探し出さなければならないものです。そのかわり、とても大きな満足感に満たされると信じています。


ぜひ、フィールドへ出かけてあなたの心にフィットする香りの風景に出会ってください。

脳が疲れたら香りを嗅ぎに
出かけよう!

香りの良い場所は景色も奇麗

視覚の思い出は、年月と共に次第に薄れますが、香りの思い出は生涯心に残ります。脳の記憶部位が異なるからです。

時期をチェックして出かけましょう

香りの植物や、香りの風物の時期を事前に調べておいて、タイミングを図って出かけましょう。柑橘類の花は1週間、夜香木や月下美人などの植物は夜だけ香りを放ちますからチェックがポイントです。

香りの嗅ぎ方LinkIcon


大阪府岸和田市蜻蛉池
大阪岸和田市蜻蛉池の水仙(撮影:2007-1-23)

(参考)感香旅行先候補(スライドショー)LinkIcon