香りのワークショップ
嗅覚教育が地球を救う?
知覚優位、視覚優位のこれまでの教育から、今後は、嗅覚の奥深い働きを理解し次世代にふさわしい総合的な五感(体感)教育へむけて嗅感覚を呼び起こすワークショップです。
五感を平均的に磨くことが大切
色の名前を知らなけれぱ、見た色が何色なのか言い表す事が出来ないように、香リも基本的な名称を知らなければ、何の香リか認識したり、表現することがてきません。
黄色という名前がわからなければ、子供がレモンを見たときに赤と言ったリ、白と言ったりするのです。
たとえば、ベルガモッ卜の香リを初めて嗅いだときにその香りを覚えたり人に伝達するとき、べルガモッ卜の香リに近い自分の知っている香リの名前を言うしかできないのです。蚊取線香のようだとか…、でも実際には蚊取線香とまったく異なった香リでさえそういう表現をしてしまいがちなのです。
べルガモッ卜の香りと名称をすでに知っていれぱ、その香リを理解、認識できるのです。
匂いや香りの名称を覚えたり、喚覚を魔くことは、香リに対して敏感になリ喚覚を使ったものの見方ができ、感性が豊かに養われるのです。
香リのボキヤブラリーを増やすと地球ともっと友遼になれる
ポキャブラリーが豊富な程、文章表現や話しに表現力がつくように、香リのポキャブラリーが豊富であれば様々な香リを感じたり楽しむことができます。
地球上の自然が生み出す豊かな香リを楽しみ、また香りで体や心を治癒する術を施す事も可能になるのです。
香リはメデイア
香リは単に「匂う」だけのものではないのてす。メディア(情報伝達の言葉や信号)として自然界とコミュ二ケーションを図ったリ、動物とコミュ二ケーションを図ることも夢ではないのです。
極端に言えぱ自然界から発せられる香リのすベてに何らかの意味が込められているのです。言葉を持たない虫や動物や花なども香リによるコミュ二ケーションをしています。それらを知ることで新たな世界観が生まれ、自分自身がエコロジカルな視点に立った哺乳類ヒト科の動物である事を実感できるのです。
五感を鍛えれば第六感が冴える
感覚のいい人というのは、視角・味覚・聴覚・蝕覚に対する審美眼がいいという意昧で、いままでは主に五感のうち三つまたは四つの感覚器官で感じられる感覚の良さを言っていたのですが、五つの感覚器官のなかでも喚覚は味覚よリも約10,000倍もの 細胞で構成されておリ、一度覚えた匂いはー生忘れないすぐれた感覚器官なのです。
しかし近代文明の波に押しやられ随分と退化しているのが現状です。この優れた感覚器官を再び呼び起こすことで、第六感の感性を生み出すことも不可能ではないような気がします。
こういった事を、香りのワークシップやセミナー、学校での香や嗅覚に関する授業を導入し、人にとって香リとは何なのか嗅覚の大切さを理解し、香リに敏感になることで、本来持っていた人間的な感性を取り戻し、次の時代を考えるヒントにしたいものです。